トレーナーを続ける中で、一時期サプリを「取らなければ死んでしまう」みたいな勢いで薦めていた時期がありました。多くの人の食生活が乱れサプリに頼るのが一番だと判断した結果でした。ですが、最近では全く別の考え方をするようになり、クライアントにいい結果をもたらす事になりました。
ポイントは「サプリはサプリである」と言う事を再認識した事にあります。
トレーナーというのは不思議な人種で知識を自慢したがるが故に、やりすぎて自滅するパターンが多く見られます。一番多く勧められるサプリがプロテインだと思います。ダイエットにも筋肉アップにも重要なたんぱく質！パウダーで水や牛乳に混ぜて飲めば効果抜群！
……と言いたい所なのですが、そうもいかないんです。
たんぱく質は確かに重要なのですが、一日の3食にプラスしてプロテインパウダーを飲んだらどうなるでしょう？ダイエッターは出来るだけカロリー摂取量を減らそうとしているのに逆効果です。筋肉アップにも、普通に食事の量を増やせば問題はありません。プロティンパウダーはサプリであり食事の代わりにはなりません。もちろん、忙しくて食事が出来ない場合は活用するのはいいと思います。
個人的にプロテインパウダーを使っていますが、どちらかというと、忙しくて食事が出来ない為に使っています。願わくばほうれん草ときのことベーコンのオムレツと牛乳が好ましいのですが、朝5時スタートなので渋々プロティンを飲んでいます。プロテインをとる場合はちゃんと摂取量が必要以上にならないように気を付けています。運動量が一般の方より多いとは言っても必要量が劇的に増える訳ではありません。
クライアントにプロテインパウダーの必要性を聞かれたときは必ず、何故？いつ？を聞いています。目的と頻度に応じてそれが本当にその人の結果に繋がるのかを判断して、とる必要が無いと言う答えが出る事もあります。減量や脂肪燃焼を目標としている人には必要ないと答える事の方が多いです。
どんな目的があっても、サプリはサプリであり、自然食材には適いません。もし、サプリを考えているのであれば、まずは自分の食習慣の見直しから始めましょう。食生活では補えないと思ったときに目的にあったものをサプリで補えば十分です。
マスターコウタ
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