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ケト、断食、パレオどのダイエットにする?

Writer's picture: Kota ShimadaKota Shimada

どのダイエットが自分に合っているのか判断するのって難しいですよね。特にメディアを含め、周りが話題のダイエットについて語り始めると自分もやらなきゃなんて思ってしまいますよね。


どれも、肥満大国であるアメリカが何とか痩せようと試しているダイエットである程度効果が出ているダイエットがケト・ダイエット、間欠的断食、パレオダイエットの3つです。その他にもあるのですが、話題となり、かつ結果を出しているダイエットがこの3つです。


3つとも新聞、雑誌、テレビ、ネットなどですごいとされていますよね?ではどれがいいのでしょう?それぞれの目的を考えていきましょう。


ケト・ダイエット

まずは、今話題なっているダイエットでケト・ダイエットというダイエットがあります。ケト・ダイエットは名前自体は最近出てきましたが、実際は60年位前からあるダイエット法なんです。


ケト・ダイエットは摂取する炭水化物の量を極端に減らし、脂質を増やすという、ダイエットです。よく使われる一日の摂取数値が、炭水化物10%、たんぱく質20%、脂質70%です。


ケト・ダイエットの目的は炭水化物を減らし脂質を増やすことで体が脂肪を蓄えるだけではなく、エネルギーとして燃焼するというコンセプトです。体が脂肪をエネルギーとして分解する際にケトン体という物質が分泌されます。それが名前の由来です。実際に、ケト・ダイエットをやっている方は尿や血液から検査できるケトン体を確認しながら自分の体がケトン体をちゃんと分泌しているかを確認する人も多くいます。


ですが、もう一つ重要な目的があります。それは、インスリンの分泌と血糖値です。炭水化物の摂取が多くなれば血糖値が高くなるのはご存知ですよね?それと同時にインスリンの分泌量も増えるんです。インスリンは血糖値を正常値に抑えるホルモンなので、血糖値が高くなればその分、分泌されます。インスリンの分泌量が長期にわたり高い数値が続くと脂肪の蓄積や糖尿病などに繋がります。


そこで、炭水化物を減らし、もう一つのエネルギー源である脂質を増やすというダイエット法になったわけです。


間欠的断食

インターミテント・ファスティング(Intermittent Fasting)、又は間欠的断食も、筋トレをする人たちの間で特に流行っています。通常、我々は3食食べるわけですがその3食もそれぞれ間隔をあけますよね?正確にはこれも間欠的断食です。食事と食事の間は断食しているわけなので間欠的断食と言ってもおかしくはありません。


ですが、実際の間欠的断食はもう少し間隔をあけます。よく使われる時間が10時間、12時間、それから16時間の断食でがもっと長い間隔をあける人もいます。


目的は、消化器官の回復時間を作ることです。食べる時間の間隔が短いと常に消化器官が働いている状態になります。それでは、消化器官は疲れ消化不良を起こしやすい状態になります。これでは、体の中に老廃物がたまり人体に悪影響を及ぼします。その為に、体の消化機能を回復させるための時間を作ってあげることが目的です。


特に筋トレをやっていると、肉体の回復のためにどうしても食べる量が増えます。なので、一回の食事で多めに食事を摂り、できるだけ消化器官に無理をさせないようにします。ダイエッターの中でももちろん注目を浴びていて、最近では医学界でも病気の治療などに役立つのではないかと研究が進められています。


パレオ・ダイエット

パレオ・ダイエット自体は日本人の方にはあまりまだ馴染みがないかもしれませんね。別の言葉に置き換えると原始人ダイエットです。ダイエットのコンセプトは、原始人は太ってなく、狩りをしたり、長距離を移動したりとしていた。ならば、原始人のような食事をすればいいのではないかという所から始まりました。


流行り出した切っ掛けは、これもまたアメリカ発祥なのですがクロスフィット(CrossFit)というトレーニングを行う人たちが、体を強くするためにはパレオ・ダイエットしかないと言われ、それを気にパレオ・ダイエットが注目を集めました。


パレオ・ダイエット目的は、自然食材のみを食べることです。近年では、過剰に加工された食材が多く存在し、食習慣も加工食材が中心となりつつあります。そんな中、クロスフィットを行う人たちは、鍛えた体に化学薬品を入れたくないとし、自然食材のみを摂取するようになりました。原始人もまた加工された食材などなかったわけですから、当然自然食材のみを食していたわけです。


どれのダイエットが効果的?

大雑把な説明でしたが、どれも理にかなっているとは思いませんか?どのダイエットもメリットがあるんです。糖質の摂取が多い現在では糖質量を極力下げるというのは必然です。3度の食事意外にも間食が多い人は食事の間隔をあけ消化器官を休める必要はあるでしょう。また、加工食材を中心に食事をしている人は自然食材に気を配る必要性はあるのは理解できますよね。


そうなんです。どれも、大事な食習慣なんです。


では、どうしたらいいのか?答えは今現在の食生活がどうなっているのかです。食生活にはパターンがあり、脂肪が気になる方、病気になり易い方、それぞれ食習慣の改善を必要とする方々です。


なので、自分の食生活を見て糖質や炭水化物を多くとりすぎていると感じたらケト・ダイエットから始めてみましょう。もし、食事や間食で食べる頻度が多い人は断食、加工食品の多い方はパレオ・ダイエットとなります。


プロとしての意見

長年トレーナーをやっていての意見ですが、上記の3つのダイエットを同時に行うべきだと考えます。


例えば、12時間の間欠断食は夜7時に食事を終えたら翌日の朝7時まで食べないというものです。なので、睡眠時間を考えればそれ程苦にならないものです。また、自然食材を中心に食べ、糖質や炭水化物ばかりを食べないというのも決して難しい習慣ではありませんし健康を考えたら当然の習慣です。


3つのダイエットを同時に行うことも可能です。現在トレーニングしているクライアントの全員が行っています。オンラインで定期的に行っている食習慣改善クリニックでも3つのダイエットを同時に行っています。クライアントは知らないかもしれませんが(苦笑)。


結果について

結果はすぐに出る人と時間のかかる人といます。これは、肥満や不健康でいた時間が長ければ長いほど時間が掛かるようです。理由は食習慣とホルモンバランスにあります。


乱れた食習慣とホルモンバランスを整えるのに時間が掛かり、また整うまでの時間というのは正確には計れません。これは、どのダイエットを行っても同じことです。


もし、自分の健康、体調、体型を改善しようと考えるのであれば、どのダイエットでも12カ月間続ける気構えが必要です。体重や体形は3カ月で結果が出ることが多いのですが、習慣を身に着けるにはそれだけの時間が掛かります。


シマダコウタ


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