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エクササイズに意味を持たせよう!


エクササイズを始める時には、皆さん、ある程度の目的を持って行っていると思います。筋力アップ、体脂肪燃焼、スポーツ・パフォーマンスの向上など、目的は人それぞれだと思います。


目的があるという事は重要で、目的なしに何かを始めても、何か少しでも不都合があると続けなくなってしまいます。これは、エクササイズのみならず、何にでもいえることです。


なぜ自分が筋トレを週4日行い、食べるものにも気を付けるのか?それは、サッカーに繋がります。自分はサッカーをすることが大好きです。ですが、ただプレーするだけでなくどうしたら、もっと自分の理想の動きができるかという追求から今のトレーニングと食事のプログラムがあります。トレーニングをし、サッカーをする。そこから、改善部分を考えトレーニングのメニューを変えていく。結果に繋がっていく過程に充実感を覚えます。


例えば、速く走りたいとします。トレーニングの知識と経験からスクワットやデッドリフトなどの重量挙げは走るときの最大速度を高めるために非常に効果的です。実際、自分の体重の2倍近くの重量をスクワットできるようになり足腰が安定し、地面を蹴る力が増したと実感しています。ですが、これだけでは速く走れません。問題は、最大速度に到達するために時間が掛かってしまいます。そこで、重量挙げと同時にプライオメトリックスというエクササイズを導入しました。以下が現在のトレーニング内容です。


A1 スクワット 3‐5回

以上を3‐5セット


B2 バックステップ・スプリント 10m

以上を4‐6セット


Aのプログラムはコントラスト・トレーニングと言って、A1とA2は同種類の動きになっています。スクワットで重量を持ち上げることで、A2の垂直飛びの際に体が軽く感じます。その反動を使うトレーニング法です。A3の片足RDLはスクワットで利用する筋肉とは逆の筋肉を刺激するためのものです。


Bのプログラムは当初の目的である速く走るにより近づけたプログラムです。プラウラーは押す又は、引いて走ることで、負荷がかかります。この際につま先で地面を蹴るイメージを持ちながら姿勢を正すことが重要です。B2のスプリントは静止状態から一気に加速するためのエクササイズです。0‐100%の力をどれだけ速く出せるかが鍵です。


このような結果を求めている方は上のプランでも問題ないのですが、もしこれを減量目的で行うのであれば間違ったプランと言えます。もちろん、上記のトレーニング内容でも、体重は多少は落ちますが、恐らく効率が悪いでしょう。もちろん、怪我からの復帰最中の人が上記のようなトレーニングをいきなりやっては怪我の再発になりかねません。また、ボディビルが目的の方にもあまり、お勧めはできません。理由は、目的が違えばプランもプログラムも違ってくるということです。 例えば、新年を迎えて多くの人が考えていることは体重を落とす、体脂肪を減らすことだと思います。この場合、どんなエクササイズを主に選びますか?大抵の場合、ウォーキング、ジョギング、ヨガ、ピラティスなどが主流です。ですが、これらは実際には目的に沿っていないエクササイズです。決して、良い悪いということではありません。体重を落とす、体脂肪を減らすという目的に直結していないということです。


体重を減らしたい人というのは体脂肪を落としたい訳です。体脂肪を一番効率よく落とすエクササイズはやはり、筋トレです。理由は筋肉を育てると安静代謝が上がります。安静代謝は1日の使用カロリーの60%を占めています。なので、一番目的に合っているということになります。もちろん、他のエクササイズもカロリー消費にはなるのですが、筋トレを20‐30分熟した後で行う方がより効果的です。


全ての目的に対してプランは変わってきます。また、目的に対してちゃんとしたプランができていないと長続きしない理由になります。よくある傾向が、「芸能界のOOさんがこういうダイエットをしたら1カ月で10キロ落ちた」なんて記事を見て、なんで結果が出たのか分からないのにやってみた結果、結局続かずに終わってしまう。これは、目的とプランを自分の中で確立していないから起きることです。



先ほど紹介した自分のトレーニングプランの効果は抜群です。ですが、全てのクライアントに勧めるかと聞かれると、答えは変わってきます。同じサッカーをする人だったとしても、その人の持ち味などを考えながらプランをしなくては、その人の満足できる結果は出ません。プロのスポーツ選手で筋トレを導入して結果がついてこなかった、なんてよく新聞で見ますよね。これは、トレーナーと選手の両方が目的を理解していなかった為に起きたことです。


重要なこと自身の目的、理想としている結果が何かを知ることです。トレーニングの場合だと、3‐6カ月の間でそういう結果を求めているのかです。減量、筋肉強化、腕を太くする、ウエストを補足する。答えは様々でしょう。


目的が確立したら次は、どうやって目的を達成するのか。また、何から始めるのか認知しておくことも重要です。

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