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なぜ、ダイエット時に炭水化物や脂質を制限するのか?


ダイエットをする上で必ず出る話題が炭水化物と脂質の制限です。特に炭水化物は色んな方向に情報が傾いています。


何が正しいのか、理屈で考えて見ましょう。


ダイエットの目的 ダイエットは正確には体重を落とす事が目的でその為にはより正確に自分がどれだけ食べているのか知らなくてはいけません。その為には自分の満腹中枢と向き合い、どれだけの食事の量を自分の体が必要としているのか理解し実感できなくてはいけません。


炭水化物

炭水化物には糖質と食物繊維の二つに分かれます。食物繊維は消化はされない、もしくは消化に時間が掛かるため、ダイエットには好都合です。


糖質は我々の体にすぐにエネルギーを与えてくれます。炭水化物を体が簡単な糖質に変え、インスリンの導きにより細胞内に送られます。なので、炭水化物は我々には重要な食材です。


ですが、ダイエットとなると話は変わってきます。炭水化物のほとんどが消化しやすい為、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまう傾向があります。時々ならば問題ないのですが、この食べ過ぎが続けば、糖質は脂肪に変わり体重が増えたり、肥満になったりと問題が起きてしまいます。


もちろん、運動、特に筋トレやスプリント系、をしている場合は多少の炭水化物の摂り過ぎもそれほど問題にはならないでしょう。ですが、仕事で座る時間が多い場合は炭水化物からのエネルギーが使いきれず肥満への連鎖が始まってしまいます。

なので、炭水化物、特に糖質の含むものは出来るだけ制限する事でより正確に腹八分目を見極め、食べ過ぎを防ぐ事ができます。


なので、ダイエット中は炭水化物の量を意識しましょう。計るのが面倒な場合は男性は手をカップ状にした量を1日6個分、女性は1日に3個分が目安です。


脂質

1966年ごろに炭水化物、特に糖質が人間のエネルギーに重要という情報が出回ってから数十年は脂質は悪者とされ血管を詰まらせ、血圧やコレステロール値を高くすると医学会でも発表されていました。現在でも、その情報が生きているようで脂質は体に悪いと指示する医師や栄養士が多く見られます。


問題は、脂質を摂取し、血管を詰まらせ、心筋梗塞になるという悪循環の情報はどれも研究結果では1つも証明されていないということです。逆に、脂質を食生活に含むことで様々な病気、特にホルモンバランス系の病気、を予防できているという結果のほうが多く見られるほどです。


結論では、脂質は我々の生活に必要な栄養素であることは最近ようやく情報が改善され、医療書も書き換えが行われ始めているようです。


脂質は糖質と比べ、1グラム当たりのカロリー量が倍程あります。糖質と比べて満腹度は早いタイミングで来るのですが、気をつけないとカロリー量は半端無く、糖質と同じように食べ過ぎになってしまいます。例えば、アボカドがいい脂質の食材として注目を浴びていますが、だからと言って、1日にたくさん食べればカロリーの過剰摂取になります。ちなみにアボカド1個は300カロリー以上あります。


ダイエット中は脂質の量を意識しましょう。計るのが面倒な場合は男性は親指のサイズで1日6個分、女性は1日に3個分が目安です。


肉類と野菜が中心になる理由

上記の内容を考えると自然と肉類(肉、鶏、魚など)や野菜が食事の中心になる理由が分かると思います。


実際に炭水化物も脂質も体に悪影響を与えるわけではありません。もちろん、食べ過ぎれば話は別ですが、一番重要なのは食事の量を体重が落ち尚且つ生活に支障の出ない分量にコントロールできるかということなので、炭水化物と脂質が主に制御されるわけです。


ダイエット中に起きてはいけないのは、筋肉量の低下と栄養失調です。筋肉が低下すれば代謝が低下し脂肪燃焼の効率が下がります。栄養失調も似たようなもので、ホルモン分泌の低下や代謝の低下に繋がるのでダイエットの効率は下がります。


そのために、たんぱく質と栄養素の高い肉類や野菜類が主な食材になるわけです。もちろん、これらの食材にも脂質や炭水化物が含まれますが、満腹中枢が働きやすく尚且つ、消化に時間が掛かる為、長時間空腹がしのげます。


終わりに

食材に関して、特に自然食材では、どれも重要なものです。目的に応じて何が適しているのか分けて判断するだけの話です。


マスターコウタ

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